ホームベーカリー
パンの手作りを始めて、40年以上になる気がします。最初は、電子制御でイースト発酵機能はついたものの、オーブンの庫内は狭く、上下のヒーターが露出していて、熱のあたりが強く、とても食パンが焼けるような環境ではありませんでした。それでも、焼きたてのバターロールやクロワッサン、デニッシュの味は格別でした。当時入手できるドライイーストは、カメリアのみで、イースト臭がきつかった思い出があります。

1987年、食パンが全自動で焼けるホームベーカリーなるものが登場しました。フナイFAB-87です。おいしい食パンが焼けました。プレーンな食パンは、文句なしでおいしいのですが、砂糖の多いスイート系は苦手でぱさつきます。
※FAB-87の画像は、過去に転載許可を出したサイトがあり、画像検索でほかのサイトで同じ画像が見つかる場合があります。
現在は、ホームベーカリー6世代目。生地作りに活用し、成形してオーブンで焼いています。シナモンロール、豆パンw、お好み焼きパンなども作りますが、普段使いとしては、バターロールの生地を分割後、丸めただけで2次発酵、半焼き、冷凍。ブラウンサーブとして朝食に利用しています。バターロールの成形をしないので、ベンチタイムが必要なく、照り出し卵黄も塗らないので、手間いらずで、ちょっとした片手間で焼きたてパンが味わえます。圧力鍋で炊いた名古屋名物小倉あんを常備しているので、手抜きロールにつければよく、あんパンも作る必要がありません。
1.5斤タイプのホームベーカリーに400gの国産小麦粉を使用。生地コースで一次発酵・パンチまで。16分割して、30L 長方形天板・2段調理のオーブンレンジで二次発酵・焼き上げ。長方形天板1枚に3・2・3の3列計8個でうまく収まります。

幼児や高齢者のいる家庭では、食パンというのは、パンくずが散らばって、後始末が大変です。その点でも、手抜きブラウンサーブロールが便利です。(発酵不足で堅いよりは、多少過発酵気味の方が無難という考え方で作っています)
あえて成形せずに丸パンとしているのは、トースターで焼く時に、 スライスチーズを乗せるためでもあります。二次発酵長めの方が、サイズ的にチーズを乗せるのに都合がいいのです。
ホームベーカリーに材料をセットし、練りと一次発酵をしている間に、近所のスーパーへ行く。分割成形して、二次発酵をしている間に、ドラッグストアへ行く。付きっきりではないので、日常生活に手作りパンを取り入れやすくなります。

ハード系のパンは、最近、あまり作らなくなりました。劣化が早いので、食べきれない分をお裾分けということになり、面倒だなということで。時々、ソフトフランスに練乳バターをはさんだものが食べたくなって作ります。形とクリームから言えば、ナイススティック(ヤマザキ)の手作り高級版。

ケーキについては、ここ数年、ほとんど買った記憶がありません。ショートケーキ、ロールケーキ、パウンドケーキ、クッキー、シュークリーム、なめらかプリン、アップルパイなど、ほぼ自家製造でまかなっています。仕上げは超手抜きなので(腕が悪いとも言うw)、見た目は悪いですが、味は問題ありません。
パンくずで思い出したのですが、Eテレの十五代ヘンゼルは見ています。見ているだけで、ほとんど作りませんが。。。